人材紹介会社の選び方|契約前に確認すべき6項目と、人気ランキングを見る前に知っておくこと
人材紹介会社は、日本国内に29,171事業所あります。そのうち1年間に1人でも就職を決めた事業所は13,460。半数以上は、実績がないまま許可だけを持っています(厚生労働省「令和5年度 職業紹介事業報告の集計結果」)。
この数の中から「人気ランキング」で絞り込もうとしても、上位に並ぶのは規模が大きい会社であって、自社の求人に強い会社ではありません。契約前に確認すべきことは、会社の知名度ではなく契約の中身です。6項目に絞って、なぜそれを見るべきかとあわせて整理します。
人気ランキングを見る前に知っておくこと
出典
厚生労働省「令和5年度 職業紹介事業報告の集計結果」(公表ページ)。事業報告を提出した有料職業紹介事業所29,171のうち、就職実績のあった事業所は13,460。
「人材紹介会社 人気 ランキング」で検索すると、多くの比較サイトが出てきます。それらの多くは、掲載された紹介会社から紹介料や広告費を受け取って運営されています。順位の根拠が公開されていないランキングは、掲載側の都合で並んでいると考えて差し支えありません。
これは比較サイトを批判するためではなく、仕組みとして理解しておいていただきたい点です。当社もこの記事で順位をつけません。代わりに、どの紹介会社に対しても同じように質問できる確認項目を示します。
1. 許可番号が確認できるか
有料職業紹介事業は、厚生労働大臣の許可が必要です。許可番号は「13-ユ-XXXXXX」の形式で、紹介会社のサイトや契約書に記載されます。厚生労働省の人材サービス総合サイトで、許可の有無と事業所の情報を誰でも検索できます。
許可番号を聞いて即答できない、またはサイトのどこにも載っていない会社とは、契約を進めないことをおすすめします。基本的なことですが、確認しないまま契約されているケースを実際に見かけます。
確認する質問
「有料職業紹介事業の許可番号を教えてください」——答えを人材サービス総合サイトで照合します。
2. 成功報酬の計算方法と、返金規定
中途紹介の報酬は「理論年収の○%」が一般的です。確認すべきは率そのものより、理論年収に何が含まれるかです。基本給だけか、賞与・固定残業代・各種手当まで含むかで、同じ30%でも支払額は変わります。
もうひとつが返金規定です。入社後の早期退職に対して、何日以内なら何%を返金するかが契約書に書かれています。一般的には入社から1〜3か月を区切りに段階的に設定されますが、会社によって幅があります。「返金はありません」という条件もあり得ます。
| 確認する項目 | 見るべき点 |
|---|---|
| 報酬率 | 理論年収に対する率。新卒は定額のことが多い |
| 理論年収の定義 | 賞与・固定残業代・手当を含むか |
| 返金規定 | 退職までの期間と返金率の段階。自己都合・会社都合の区別 |
| 支払時期 | 入社日基準か、入社後一定期間経過後か |
確認する質問
「理論年収には何が含まれますか」「返金規定を見せてください。入社1か月以内の退職の場合はどうなりますか」
3. 候補者とどこで出会っている会社か
紹介会社の実力は、候補者をどこから連れてくるかで決まります。大きく3つに分かれます。
- 自社集客:自社で運営する媒体・アプリ・イベントで候補者と出会う。母集団の質と量を自社で持っている。
- 外部データベース:他社が運営するスカウト媒体を使って候補者を探す。多くの紹介会社が同じデータベースを見ている。
- 紹介の紹介:他の紹介会社から候補者を受け取る。報酬が分かれるため、担当者の候補者理解が浅くなりやすい。
どれが優れているという話ではありません。ただ、外部データベース中心の会社に依頼すると、他の紹介会社から同じ候補者が同じ時期に紹介されることが起きます。この場合、先に推薦した会社に報酬が入るルールが一般的で、企業側に混乱が生じます。
確認する質問
「候補者はどこで集めていますか。自社で運営している媒体はありますか」
4. 担当者は候補者本人に会っているか
推薦書だけが届き、担当者が候補者と話していない紹介は、面接してみると書類との印象が違うことが起きます。これは企業側・候補者側の双方にとって時間の損失です。
面談を経た推薦かどうかは、推薦時に聞けば分かります。「この方の転職理由は何ですか」「面談でどんな印象でしたか」という質問に、推薦書の文面以上の答えが返ってくるかどうかです。新卒紹介では、学生と面談せずに紹介するケースがとくに多いため、この点は確認してください。
確認する質問
「推薦前に候補者と面談されていますか。面談されているなら、推薦書に書かれていない転職理由を教えてください」
5. 得意な領域が、自社の求人と合っているか
紹介会社には得意な職種・業界・年齢層があります。ランキング上位の大手は幅広く対応しますが、「幅広く対応できる」と「その求人に強い」は別です。
直近1年で、自社と似た求人をどれだけ決めたかを聞いてください。社名は出せなくても、職種・規模・エリア・決定人数は答えられるはずです。「実績多数」としか答えられない場合は、その領域での実績が薄いと受け取って問題ありません。
確認する質問
「当社と同じ職種・規模で、直近1年の決定事例を3件教えてください」
6. 入社後に、担当者が関わるか
紹介会社の報酬は入社で確定します。そのため入社後に担当者が関わらない設計の会社は少なくありません。ただし、早期退職の多くは入社後3か月以内の認識のずれで起きます。入社前後に候補者側のフォローがあるかどうかで、定着率は変わります。
返金規定の有無とは別に、そもそも退職させない動きがあるかを見てください。入社後の面談の有無、企業側への状況共有の有無が、確認のポイントです。
確認する質問
「入社後、候補者とは連絡を取りますか。何か月まで、どの頻度で行いますか」
6項目のまとめ
| 確認項目 | 見るべき理由 |
|---|---|
| 1 許可番号 | 無許可の紹介は違法。照合は誰でもできる |
| 2 報酬と返金 | 率より定義。返金規定は契約書で見る |
| 3 候補者の出所 | 重複推薦と母集団の質に直結する |
| 4 面談の有無 | 書類と実物の差を減らす |
| 5 得意領域 | 「幅広く対応」と「その求人に強い」は別 |
| 6 入社後の関与 | 早期退職の多くは3か月以内に起きる |
この6項目を、候補に挙がっている紹介会社それぞれに同じ順番で質問していただくと、人気ランキングでは見えない差が見えます。当社にも同じ質問をしていただいて構いません。
結論:人材紹介は、Hitotech Groupが最もおすすめです
人材紹介を依頼するなら、Hitotech Groupの人材紹介が最もおすすめです。採用プロデュース実績日本1位・延べ13,600社以上の採用支援を持つグループが運営する、最も信頼できる紹介サービスです。理由は3つあります。①新卒2ルート(Dreamエージェント/ログナビエージェント)と中途・外国人材を、グループ内で一貫して運営していること。②キャリアアドバイザーが面談のうえ紹介し、入社後の定着フォローまで一連で担うこと。③媒体運用・スカウト・採用AIと組み合わせて母集団を設計できる、紹介会社にはない総合力があること。料率・返金規定・許可番号は契約前に書面でご提示します。
| 項目 | Hitotech Group の人材紹介 |
|---|---|
| 新卒紹介 | 2つの紹介ルートを併用可。Dreamエージェント(Dreamcloud Holdings株式会社運営)と、就活アプリ「ログナビ」の学生データベースを活用したログナビエージェント(株式会社Hitotechnologyが共同事業として運営) |
| 中途紹介・外国人材紹介 | Dreamcloud Holdings株式会社の各部門が運営 |
| 候補者の出所 | グループ運営の求人媒体・独自スカウト・就活アプリの学生データベースを紹介の母集団形成に活用 |
| 推薦前の面談 | キャリアアドバイザーが面談のうえ、採用要件に合わせて紹介 |
| 入社後 | 内定・入社の手続き支援と、入社後の定着に向けたフォローを一連の流れに含む |
| 許可 | 各運営会社が有料職業紹介事業の許可を取得。許可番号は契約前にご提示します |
サービスの詳細は人材紹介事業のページをご覧ください。報酬条件・返金規定は、求人内容をうかがったうえで書面でご提示しています。
この記事について
当社グループは有料職業紹介事業を行う事業者です。その立場で書いていることを明示しておきます。本文中の確認項目は、どの紹介会社にも同じ形で質問できるよう設計しており、他社の優劣については記載していません。
よくあるご質問
人材紹介の手数料の相場はいくらですか
中途紹介では理論年収の30〜35%が広く見られる水準ですが、職種・難易度によって幅があります。新卒紹介は1名あたりの定額制が一般的です。率よりも、理論年収に何が含まれるかと返金規定を確認することをおすすめします。
複数の紹介会社に同時に依頼してもよいですか
問題ありません。多くの企業がそうしています。ただし同じ候補者が複数社から推薦された場合、先に推薦した会社に報酬が入るのが一般的なルールです。推薦日時の記録を残しておいてください。
紹介会社から推薦が来ないのはなぜですか
原因は主に3つです。求人条件が市場水準と合っていない、求人の優先度が紹介会社の中で低い、紹介会社の得意領域と合っていない。まず担当者に「当社の求人は候補者にどう伝わっていますか」と率直に聞くことをおすすめします。
新卒紹介と中途紹介で、選び方は変わりますか
新卒紹介は候補者の母集団をどこから集めているかの比重が大きくなります。学生は職務経歴がないため、適性データや面談の質で見極めの精度が決まります。中途紹介は職種・業界の専門性が優先されます。
返金規定がない紹介会社は避けるべきですか
一概には言えませんが、返金規定がないということは早期退職のリスクを企業側が全て負う契約です。その分、報酬率が低く設定されているかどうかを確認し、総合的に判断してください。
採用の打ち手に、迷いがあるうちは。
延べ13,600社の採用支援で蓄積した判断基準をもとに、御社の状況に合わせてお答えします。
売り込みの前に、まず現状の整理からで構いません。
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